お風呂に入ると気持ちがいいですよね。何故でしょう。
お風呂に入ることで、心身ともにリラックスした状態になることが、最大の原因で、リラックスするのは、自律神経の働きにより、副交感神経が強く働くからです。
ぬるめのお湯(37℃から39℃ぐらい)に、ゆっくりと入浴すると精神的にもゆったりでき、カラダを芯から温めて身体を休ませる神経である副交感神経を刺激し働きかけて、
血管を開かせ、精神の緊張をほぐし、心身ともにリラックスさせる効果があります。
入浴―お風呂は、温かいお湯にゆったりと体を沈め、心身ともにリラックスして疲労を回復し、ストレス解消の癒やしの
空間であり、新しい自分を取り戻す大切な空間であり、ストレスを適度なレベルに下げるための身近な方法です。
お風呂に入ると身体が軽く感じられ、足や腰の筋肉疲れが軽くなります。お湯の浮力が、筋肉の緊張を
ほぐしてくれ、全身浴だと水中の体重は約10分の1になるので、関節の負担が軽くなります。また、お湯の中で身体にかかる水圧が血液の循環を良くして、筋肉疲労やむくみが軽くなります。
ストレス解消に効果的な入浴は、みぞおちから下だけお湯につかる半身浴で、ゆったりと湯船につかります。でも、肩までつからないと、
お風呂に入った気がしないという方は、全身浴と半身浴を併用してみましょう。
お風呂のお湯につかって汗を流すだけでも、身体はきれいになり、さっぱりした感じがするのも、お風呂の気持ちよさのひとつです。
これから活動というときは、熱めのお湯での入浴が、おすすめです。
お風呂は、思い切り自分を開放できる、何をしても自由な、究極の快適空間ではないでしょうか。
お好みのアイデアを取り入れて、“ヒーリングルーム” づくりをしませんか。
水面と光や照明をうまく組み合わせると、この上なく美しく幻想的な世界が生まれ、視覚を通して心を癒してくれます。
入浴タイムにヒーリング効果をプラスするために、その時の気分に合わせてリラックスすると感じるパステル系の色を基調にした水中用懐中電灯を浴槽に沈めたり、照明を抑えてキャンドルを灯して水面のきらめきを楽しんでみてください。
入浴とアロマテラピーはとても相性がいいので、利用してみましょう。 入浴剤やバスエッセンスなど、ハーブや精油を利用して香りを楽しんだり、いろいろ工夫してみましょう。
リラックスしたいときはラベンダーやカモミール、リフレッシュしたいときはミントなど、気分や体調によって選んでください。
ハーブをだしパックや布の小袋に入れて水からお風呂を沸かすか、ハーブを煮出してお湯に入れます。
また、お酢を浴槽に入れると汚れが落ち、肌の状態がよくなり、ストレス解消にも効果があります。
日本でも江戸時代には大変多くの薬湯がありました。現在、身近な薬湯といえば、菖蒲湯・柚子湯です。
お風呂に入るときに、 ヒーリング音楽を浴室内で流したり、バラの花びらを浴槽いっぱいに散らして贅沢気分を味わうなど、
いつものバスルームを非日常の世界に変身させ、自分にあった、その日の気分にあわせたヒーリングルームを
つくってみましょう。
お風呂でマッサージをすると、血流促進、筋肉と関節の疲れが軽くなり、リフレッシュ効果があります。入浴中の軽いエクササイズやストレッチもマッサージと似た効果があります。
ゆっくりとお風呂に入るためにグッズのひとつに、お風呂用の枕(バスピロー)が市販されていますが、
首のツボを刺激できるタイプのものもあります。ふつうのバスタオルを丸めて枕代わりに使っても気持ちがいいですよ。
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