花と癒やし
花には、人を癒やす力があります。花を見て・花に触れることでイライラしたり、落ち込んだりというような気持ちが癒やされます。
花の色、香り、形が心と身体を癒やしてくれます。室内に一輪の花があるだけで、雰囲気が変わるので、気分転換にいいと思います。また、花を育てることで、癒やされる人も多いかと思います。花を育てることでイライラしなくなり、豊かな気持ちを持つことが出来ます。
ガーデニングに、人気があるのもそのためでしょう。とりどりの花とともに、ハーブを植えて育てたものを、 自宅で利用すると楽しみが広くなります。
花やハーブを料理に使ったり、ドライフラワーにしたり、ポプリを作ったり、押し花を作ったりとさまざまな楽しみ方が出来ます。
ガーデニングとは、 植物という「いきもの」を育てるということです。
植物の順調な生育のために工夫したり、植物の成長を見守ることで「育てる」本能を満足させ、また美しく咲いた花や実を摘みとることは「狩る」本能を充足させることとなり、人間が本来持っている素朴な感情を取り戻すことができるでしょう。
心理的効用として、植物を育てることで 視覚・触覚・聴覚・嗅覚・味覚の五感を刺激し感受性や感情を豊かにする効果があるといわれています。
あでやかな花や季節によって変わる植物の色彩は、無意識のうちに私たちの心身によい影響を与えてくれます。
■赤い花
気分の落ち込みを抑え、前向きな気持ちになりたいときに
■青い花
高まる気持ちを抑え、リラックスしたいときに
■黄色い花
もっと人と打ち解けたいとき、素直になりたいときに
■ピンクの花
女性らしさを取り戻したいときに
■白い花
ピュアで清らかな気持ちでいたいときに
■紫色の花
自分に自信をつけたいときに、イライラを抑えたいときに
■緑色の植物
疲れ気味で生活を一新させたいときに
身体的効用として、 一度ガーデニングに夢中になると、植物を枯らしたくないという気持ちから、意識的に体調を管理し、積極的に健康管理に努められるようになります。
そして、重いコンテナを持ち上げたり、土や植物を運んだり、腰や手足を曲げたり伸ばしたり、立ったり座ったりを繰り返すことが多いので、意外と体を使う仕事です。
運動不足の人にとっては、全身を使うためもってこいの趣味といえるでしょう。
環境的効用 として、日中作業すると日光を体いっぱい浴びるため、自然に体が丈夫になります。しかし、紫外線を浴びることがシミやシワをつくる原因となったり、皮膚がんになる可能性も残念ながらあります。
日焼け止めを2〜3時間おきに塗り、つばの広い帽子を被り、 なるべく長袖・長ズボン(白を避け、できれば光を吸収する黒)を着用ましょう。首もとは、なるべく露出させないようにタオルをまき、軍手や専用の手袋をつける等、 外で作業する際には、注意してください。
最近話題のマイナスイオンは植物からもたくさん発生し、土や植物に水をまいたり、雨がふった翌日に土いじりをするとたくさん発生するため、心身ともにリフレッシュしたいときにはおすすめです。
庭がなくても、ベランダや部屋の中に植物を置き、水を与えることで、マイナスイオンをたっぷり吸収することができます。
また、土や水・植物を触ることで、落ち着かない気持ちを鎮め、日ごろのストレスを和らげるのに効果があります。育ててきた花が咲いたときなどは、感慨もひとしおですよね。
嗅覚や味覚を刺激すると、感情的な記憶が呼び覚まされるといわれ、よい香りのする植物の匂いをかいだり、プチトマトやワイルドストロベリーなどを味わう楽しみもガーデニングの醍醐味のひとつでしょう。
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